子供心にもその言葉は私の胸に強く突き刺さりました

意を決した私が恐怖心を捨てて自転車に挑んだところ、驚いたことにたったの一日で補助輪なしで走れるようになったのでした。以来自転車は私にとって良きパートナーとなりました。


小学生の頃は何処へ行くにも必ず自転車に乗って行きました。春は桜並木の下を、夏には緑がいっぱいの公園を、秋には澄み渡った青空の下を、そして冬には雪の積もった中を自転車で走り回っていたのです。中学と高校は自転車通学をしました。かなり遠くに学校があった為に一旦はバス通学にしようかと考えたものの、私は長年のパートナーと共に通学する道を選びました。天気が良い時や爽やかな季節は良かったのですが、灼熱の太陽の下や台風の中を行く時にはさすがに勇気が要りました。それでも私はよほどの悪天候でない限り、パートナーにまたがって元気に通学していたのです。中学、高校とクラブ活動は文科系を選択した私でしたが、卒業する頃には驚くほど筋力がついていました。引きやすかった風邪も滅多に引かなくなり、いつしか病気と無縁になっていました。これは他でもない自転車通学のお陰だったと今でも思っています。学校卒業と同時にしばらく自転車から遠ざかっていた私でしたが最近サイクリングに目覚め、週末ごとに主人と遠出を楽しんでいます。